わきがの原因は汗っかきではない!?

単に「わきが」というと、一般には脇の臭いが強い人の事だったり、汗の臭いと関係があるため、汗っかき=わきがと思っている人が多いかと思います。

しかし、これらの認識は全て誤解です。一般的な脇汗による脇の臭いと、わきがの人が発する臭いは別物ですし、汗の量とわきがには因果関係はありません。

そもそも、「わきが」とは単に脇の臭いを指す言葉ではありません。「わきが」は腋臭症という疾患の通称、つまり病気のような物なのです。

もっとも、「腋臭症」は優先遺伝するものであり、人類全体では腋臭症の人の方が多いので、これを病気と言っていいのかという所はありますが、日本をはじめとした東アジアの人間には例外的に少ないそうです。

こうした「わきが」の人の臭いと、そうでない人のにおいは明らかに異なっていて、通常の運動などでかく汗はエクリン腺という汗腺から出るものの臭いですが、わきがの人はアポクリン腺と呼ばれる汗腺の量が多く、そこからでる汗と、エクリン腺の汗が混ざることで強烈な臭いを出します。そのため、人や環境による違いはありますが、その臭いは鉛筆や納豆に例えられるなど、ただの汗臭さとは全く違う臭いを発します。

このように、臭いの質が違うため、普通に制汗スプレーを使う程度では臭いを抑えきれず、むしろフレグランスが付いたものだと、臭いがより酷くなることもあります。
わきがの人が臭い対策をする場合は、基本的には専用のクリームなどを塗るか、あるいは手術をするといった方法があります。しかし、前者は常に対策をしなければならない事、後者は再発の可能性があり、確実に治るわけでは無いという問題があります。